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校長日記

進路先の内定や決定の報告を受けて

3年生が、昼休みや放課後の時間に、校長室で就職先の内定や進学先の合格等の報告をしてくれています。内定や合格ということが分かってどんな気持ちだったかをどの生徒にも聞くことにしています。ほとんどの生徒から、「嬉しかったです」、「ほっとしました」との言葉が返ってきます。卒業後の進路が決まると言うことは、いままでの不安や、行き先の定まらないなんとも言えない落ち着かない感じから、一気に解放された感じになるのだと思います。雑談的な話をすることが多々あるのですが、ほとんどの生徒に対して「高校生のうちにしかできないこと、やっておきたいことを計画的に」とも「おめでとう」に加えて話をさせてもらっています。自動車学校に通って運転免許の取得をという計画は多くの生徒にあるようですが、自分だからとか、私の高校生活の締めくくりにこれだけは、といったことを自分で考えて、計画的に実践してみて欲しいと思います。多分一生忘れられない宝物になるのではと思います。

先日のスポーツ大会(10月29日・30日)の画像を整理していて

スポーツ大会が先日、10月29日・30日と実施されました。29日は出張等があり、一部分しか参観できませんでしたが、30日はほぼ一日、お借りした本宮市総合体育館やグランドでの様子を観ることができました。天候にも恵まれていましたし、折角なのでと久しぶりに自分のカメラをもって、画像を撮らせてもらいました。連写でついつい、沢山シャッターを切っていたために、あっという間に2500枚を超えてしまいました。動きのあるところでの連写であったことから、ピントが別なところに合っていたり、ブレているものもあり、それらを外すために1枚1枚丁寧に確認していたところ、1週間以上も作業にかかってしまいました。つい先ほど、学校のファイルサーバに記録用にデータを移しましたが、画像を見ていて、多くの生徒や先生の笑顔があり、見ている方も思わず笑顔になっていきました。コロナ渦で、なかなか人が集ってイベントをすることが難しい時ですが、校内の大会ではあったものの、とても貴重な瞬間だったと、改めて感じさせられました。文化祭後の短期間で準備してくれた生徒会や委員会の生徒に皆さん、そして怪我をしないように心配ではありましたが生徒に混じってプレーをされたり、運営を頑張ってくれた先生方にあらためて感謝です。

生徒会役員選挙を終えて

本日、生徒会役員選挙で全員の候補者が信任されたことが、全校生徒に公表されました。信任された新役員の皆さんは、これから1年間の任期期間中、生徒会役員として頑張ってもらいたいと思います。そこで、先週の金曜日の立会演説会の場で、お話ししたことを少し紹介させてください。

立会演説会の校長からの話として、次の①~③のようなことをお話ししました。
① 演説を聞く皆さんは、信任するに値する人なのかを判断するために、それぞれの候補者の演説をしっかりと聞いてほしい。
② 立候補者や応援演説を行う人は、全校生徒にしっかりと自分の考えや思いが伝わるような、信任に値すると思ってもらえるような演説をしてほしい。
③ 投票の結果は、投票した人全員が受け入れること。(受け入れる責任があること)

役員の皆さんだけでは、生徒会活動は活性化できません。役員は生徒全員のことを意識して、生徒会活動をリードしてほしいのですが、何よりも全校生徒がそれを支え、一人一人のそれぞれの役割を果たしている、権利と義務のバランスの取れた本宮高校の生徒会活動に期待しています。

第8回 カナリア映画祭

本日、11日(日)、しらさわカルチャーセンターで開催された第8回カナリア映画祭に、本宮高校の生徒制作の作品が2作品上映されました。「家族、~失って気づく大切さ~」と「あの日の君へ~その姿がなくなるまで~」のそれぞれ約10分の作品でした。それぞれに、家族やいじめ等のテーマが設定されていて、いろいろと考えさせられる作品でした。今年は、映画祭に参加された方が少なく、もっと多くの皆さんに見ていただきたかったのですが、その点が残念でした。檀陵祭等での上映もありますので、ご覧ください。

文化祭(檀陵祭)の準備

本校の3年に一度の公開文化祭(檀陵祭)が、来週の18日に迫ってきました。今年は、多くの皆様に見ていただくはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、生徒の家族や極わずかのご来賓のみとさせていただき、その方々に代表して、クラス展示やステージ発表等をご覧いただくことになりました。いろいろな行事や大会等が、中止や変更を余儀なくされている中、見ていただく方々は限定させていただきましたが、生徒たちの発表等は、フルで行うように準備が進んでいます。私自身、ある部活の企画に参加するのに、練習に参加してきました。とても、楽しい時間で、当日がより楽しみになりました。

朝の登校の様子から

本日(17日)と明日、本校では教職員が分担して、朝の登校指導を実施いたします。本日も7箇所で、教職員は生徒たちとあいさつを交わしながら、指導にあたりました。私は、JR本宮駅前で、東北本線の上りと下りのそれぞれで通学してくる生徒が列車から降り、改札をくぐって学校に向けて、歩く様子を本宮駅前で見させて頂きました。本宮高校の生徒が降りてくるホームには、それぞれの列車に乗り込もうとしている他の高校の生徒の姿が多く、駅前はそれらの生徒を送ってきた家族の方の車で混雑している様子が印象的でした。本校生徒の歩く様子を見ていて、上り坂をも苦にせず、足どりも軽やかそうで、若い高校生はさすがだと、改めて感心していました。「道幅一杯にひろがって歩いている」等とお叱りをうけることもあるのですが、本日はそのような姿もみられす、いつもこうあって欲しいと思いました。これから日が短くなり、下校時には車のドライバーの方から見えにくいことも起こることが予想されます。道路の横断の時などは、ドライバーの人は気付いているはずと、決めつけず、車の停止を確認してから渡るなど、自らの命は自分で守る姿勢も大切だと思います。秋の交通安全運動は、9月21日(月)~30日(水)の10日間で、運動期間最終日の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」となっているそうです。通学時の交通事故は常にゼロであって欲しいです。

学校説明会を実施して

9月11日(金)には、安達郡内や郡山市内の中学校の先生方にご参加頂き、本校の学校説明会を実施しました。本校生徒の学習の様子を授業参観して頂いたり、本校の概要や令和3年度の入試に関しての説明などを行いました。昨年度から実施し始まった特色選抜のことや本校で重視している面接のことなど、多くのご意見やご質問も出されました。ご意見等も参考にさせて頂き、校内での検討を進めていきたいと考えております。

2学期がスタートしました。

昨日24日に、2学期がスタートしました。始業式での話しの内容を掲載しますので、ご覧下さい。

 第2学期のスタートにあたり、お話しをさせて頂きます。
まずは、この第一体育館にこうして、全校生徒が集まって始業式が出来ること、ほっとしています。1学期は、始業式や終業式、他の行事でも、放送を使用してこのように集まる機会を設けることが出来ませんでしたが、距離を保つなどの配慮をしながら、出来る限り2学期はやれることはやるという姿勢でいきたいと考えています。
 この夏休みは、例年から比べると、かなり日数の少ないものとなってしまいました。そこで1学期の終業式に、「やるべき事をまずしっかりと確認し、落ち着いて計画的に取り組んで、それぞれをレベルアップしてくれるものと期待しております。」と、お話ししましたが、いかがだったでしょうか。

 1つ、皆さんに報告をします。8月6日に白沢中学校の校長先生から、お礼の電話を頂きました。それは、前日の5日、自転車に乗っていた白沢中学校の男子生徒が、本校の近くで熱中症のため転倒した際に、本宮高校の複数の生徒がすぐに駆け寄ってきてくれて、消防署に素早く連絡してくれたとのことでした。このことから、谷病院に救急搬送されましたが、比較的軽くて、すぐに回復されたとのことです。学校に、高校生なのに○○していた、○○ができない、といった苦情の電話が時々ありますが、さすが高校生というこういう電話はとても嬉しいものです。私の耳には入っていない、さすが高校生、本宮高校の生徒は違うね、といった行動が他にもたくさんあったんだろうなと、思っています。これからも、よろしくお願いします。ぜひ、授業はもちろんですが、文化祭や部活動など大いに活躍して頂きたいと思います。

 話は変わりますが、この夏休み中に向かえた終戦記念日、8月15日は、75年目の節目の年となりました。75年前に終わった第二次世界大戦、日本では日中戦争や太平洋戦争などと対戦している相手や場所や時期によって区別する言い方もありますが、昭和20年8月15日はこの大きな戦争が終わり、節目の日となりました。75年を経過したこの戦争の教訓は、戦争はやってはいけない、広島や長崎のような悲劇を生まないために原子爆弾を使ってはいけない。といったことは当然のことでしょうが、これだけなんでしょうか。戦争は、多くの人たちの命を奪いました。当時の日本国民の約4%もの人命を失いましたが、心のダメージということで考えると、全国民が何らかの心の傷を負いながら、戦後、復興に向けて懸命に取り組んで今日の日本の礎を気づかれたのだと思います。
 また、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から、来年の3月で10年目を向かえようとしています。震災の時には、皆さんは小学校の低学年だったり、入学する前の幼稚園や保育所などに通っていた頃だったと思います。この10年間、10年前の震災から学んだ教訓はしっかりと生かせていますか。
 そして、昨年の10月の台風19号では、本県は全国最高の死者数37名となったり、ここ本宮市でも甚大な被害だったことは、記憶に新しいと思います。復旧も完全に終わっていない今年に入ってまもなく、新型コロナウイルスの猛威が全世界を襲って、今に至っています。
 新型コロナへの対応は、今までも言い続けていますが、私たち一人一人が、、距離をとることや手洗いや消毒など、常に緊張感を持ってしっかりとした行動をとることが大切なのは変わりありません。

 新型コロナというウイルスへの対応の中で、感染とは直接関係のないものの、多くの人が経済的、精神的にも大きなダメージを受けていることが、様々なメディアで報道されています。
 このような時だからこそ、皆さんには、高校生だからこその意識を持って、人の気持ちをくんで、優しく対応することが出来る人になって欲しいと思います。そのために、次の2つが大切だと思います。
 1つ目は、当たり前と言えば当たり前ですが、新型コロナウイルスの科学的な理解をすすめることです。目に見えないので、確かに怖いのですが、原発事故の後の放射線への理解と同じで、ウイルスの科学的な性質を理解することで、○○だからこう対処するという、根拠に基づいた適切な注意や、気を付けるポイントをしっかり絞っての対応が可能になります。
 情報は、この時代いろんなとこにあります。あふれるほどたくさんある情報から、自分自身に必要な情報を取捨選択することも学習だと思ってやってみてください。そして、同級生や家族と議論をしたり、情報を共有することも大切です。まさに生きる力、生き抜く力の実践です。

 そして2つ目は、相手の人の状況を想像できる力を身に付けることです。相手の状況を、こうかもしれない、ああかもしれないと想像できることとは、実はかなり難しいことだと思います。でも、多くの学びや経験を重ねることで、何故その人が、そういう行動をとっているのか、ある程度推測することが可能になります。授業でも、部活動でも、自分の頭でしっかりと思考すること、考えることが直接関係してくるんだろうと思います。日常生活においても、家では家族、学校では同級生や同じ部活などの先輩や後輩との関わりの中でも、何故そういうことを言うんだろう、なんでそんなことをするんだろうと考えながら接することで、自分自身の思考力に幅や深みがでるものと思われます。相手の立場を尊重して、いろいろなものの見方や考え方があることを理解し、相手の状況を想像できる力をしっかりと身に付けることができれば、結果として、相手にやさしく接することが出来るのだと思います。「ココで創ろう 君のミライ」の本校のキャッチコピーがありますが、今話をした、科学的に理解することと、相手の状況を想像できる力を身に付けることは、未来に向けての、準備段階なのだと考えられます。
 先ほど話をした、戦争や東日本大震災、などでも、人の言葉に傷ついた話はたくさん報告されています。なによりも怖いのは、傷つきたくない、周囲の目があるからと、同調圧力による不必要な同調行動をとり、またそれが大きなストレスや不安、場合によっては実害につながることです。こんな話もありました。マスクをしなければいけないと、意識するが為に、結果として熱中症で救急搬送された事例も報告されています。あるJRの駅で、体調の変化にも気がつきながら、マスクを外すと誰かから何か言われそうだなと思って、マスクをし続けていた30代の女性の方が、意識を失って倒れてしまったそうです。幸いすぐに回復されたので良かったのですが、マスクは手段です。大切なのは、感染拡大防止なので、距離をしっかりと確保しておけば、マスクは外しても問題ないはずですが、同調圧力を意識しすぎるとそれもまた弊害となることも頭に置いておいてください。

最後になりますが、2学期は長丁場です、健康に気を付けて、頑張りましょう。3年生は、進学、就職、それぞれの自分の進むべき道に向けて、限られた時間を有効に使って欲しいと思います。
1、2年生は、それぞれ2学期の目標を掲げて、自分なりの確実な成長を感じることの出来る2学期にしてください。

吹奏楽部の演奏の収録

本日(6日)の午後、エフエム モットコムの3名の方々が来校され、吹奏楽部の演奏を収録しました。収録は、視聴覚室で行い、編集された動画は、今週の土曜日の夜(19時過ぎ~)の本宮駅前のスクリーンやYouTubeのライブ配信で見ることが出来るそうです。その後は、今月中であればYouTubeで再生して視聴することもできるそうです。
是非、ご覧下さい。
吹奏楽部の収録風景

収録風景2

生物実験を参観して

 本日の4校時、1年生の生物基礎(酵素のはたらき)の実験を参観しました。肝臓などに多く含まれる酵素、カタラーゼのはたらきを、確認するための実験です。ブタの肝臓片を用いて、過酸化水素水を水と酸素に分解することを、試験管Aの過熱していない生の肝臓と3%の過酸化水素水のみの場合、酸素の発生により確かめることができました。過酸化水素水ではない水の場合のB、肝臓片に熱を加えるために煮たC、強い酸性とするために塩酸を加えたD、強いアルカリ性にするために水酸化ナトリウムを加えたEは、どれも反応が(ほとんど)ありませんでした。後半は、カタラーゼと同様のはたらきをする二酸化マンガンも、過酸化水素水を分解することを確かめました。

 実験は、教科書や他の書籍に書いてあっても、納得できる最良の手段だと思います。時間や器具等の都合により、教科書に記載されていることをすべて実験することは叶いませんが、実験や観察を授業で扱った場合、何故そのような結果になったのかしっかりと理解しておくことが大切だと思います。余談ですが、最近は自宅等でマッチを使う機会があまりなく、本日の生徒の実験を見ていて、あらためて普段マッチ使ってないんだなと、いろいろと考えさせられました。皆さんは、マッチを上手に擦れますか?

カタラーゼ実験1

カタラーゼ実験2