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「ふつうってなんだろう?」①

2019年6月21日 18時37分

最近NHKで「ふつうってなんだろう?」という2分ほどのアニーメーションが放映されています。発達障がいの「困りごと」について、当事者の経験をもとに表現され、実感を持って理解できる内容で、「ああ、こういうことなのだ」と納得できるアニメです。しかし、このアニメ、発達障がいに対する理解を深めるということ以上のメッセージを発しています。

 

「私にはどうにもならないふつうがある~♪」「あなたのふつう わたしのふつう~♪ ふつうって一体なんだろな♪」という言葉が、軽快な音楽にのって流れます。「“ふつう”は人の数だけある」との考えのもとに作成されたそうです。

 

「ふつう、○○○○だよね」という言葉は、それぞれの基準と、それまでの他の人との交流などから学んだ経験とのバランスによって発せられる言葉なのだろうと思います。しかし、他の人と一緒に何かをしている時、それぞれが「ふつう」と考えて行っていることが(すこしの違いはもちろん、大きく)違うということはよくあることです。

 

“ふつう”ってなんだろう?

 

アニメ「ふつうってなんだろう?」のナレーションは、なんとアニメに描かれている「ご本人」によるものだそうです。インターネットで動画の視聴ができます。