一流のボランティア
2019年10月17日 11時24分本宮市内での災害ボランティア活動拠点は「えぽか」です。
10月16日(水)、昼食休憩のため「えぽか」に戻ると
焼き鳥の移動販売車が「えぽか」の駐車場に停まっていました。
炊き出しのボランティアで、
一龍(いちりゅう)という飯坂の焼鳥屋さんだそうです。
お昼には豚汁をおいしくいただきました。
一龍のマスターから
「食べてね~」という声をかけていただいたとき、
「私たちはボランティアで被災者ではありません」と一旦断ったところ、
「ボランティアのボランティアだよ」
「重い荷物を運んだりできないから、
それをする人たちに炊き出しをして応援するんだよ」
「お肉屋さんの協賛を得て、材料をいっぱい持ってきているから
なくなったらまたつくるから大丈夫、食べて、食べて」
と豚汁をすすめてくださいました。
私は、午後は学校に戻りました。
その後活動記録写真をみたところ、
活動終了後焼き鳥や焼きそばを食べている写真が何枚も!!
本校生が戻る時間を考えて、
たくさん準備してくださったようです。
疲れているけれど、
おいしいものをいただき生き返った瞬間だったのでは?
「荷物を運んだりできないから、
それをできる人たちに炊き出しをして応援するんだよ」(一龍のマスターの言葉)
ボランティアとは、無理してできないことをすることではありません。
自分を犠牲にして人に尽くすことでもありません。
できる人ができることをすることで、
他の人を助けたり、応援したりすることです。
生徒の皆さんは一龍のマスターにしっかりと元気をいただきましたよね!
一龍(いちりゅう)のマスターは
まさに一流(いちりゅう)のボランティアでした。
一龍のマスターは曰く
「台風15号の時は千葉に炊き出しに行ったんだよ。
この車に一泊してね。
『いちりゅうホテル』だからね。」
さすが一流のボランティアは言うことが違います。