本宮高校百景その五~雪のヒマラヤスギ~
2020年1月15日 17時27分今朝は雪でした。
雪がふると風景は一変します。
昇降口近く、三階建ての校舎より高く伸びている木は
ヒマラヤスギです。
雪に覆われたヒマラヤスギは
おとぎ話に出てくるような雰囲気ですね。
ヒマラヤスギの学名(世界共通の名称)はCedrus deodara、
deodaraはディーアダーと発音し、
サンスクリット語(インドなどで用いられた古代語)で
「聖なる木」という意味を持つそうです。
また、インドの伝統的医学では病気を治す力がある
とされているとのこと、
なんだが神秘的な木です。
ヒマラヤスギは実は「マツ」の仲間で、
その証拠に樹齢30年以上の木には
大きな松ぼっくりができます。
地面にはその一部がとれたものが落ちていることが多く、
「シダーローズ」とよばれ
バラの花のような形をしています。
昇降口付近に何本かある
ヒマラヤスギの下を探しましたが、
シダーローズはそれほどたくさん落ちているわけではなく、
また、湿っていると笠が閉じているので、
雪が降る今日はバラのようにはみえません。
生徒のみなさんも探してみてください。
↓湿って笠が閉じているシダーローズ
いつも見ている景色も
少し深掘りしてみると違う景色となり、
新鮮で心に響くものとなります。
多様なものの見方ができることは
人生を豊かにしてくれるのかもしれません。
そんな雪の降る朝も
生徒会役員によるあいさつ運動は行われていました。
寒い中お疲れ様です。
参考
東邦大学 薬用植物園 https://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/herb/himarayasugi.html
英辞郎 on the web https://eow.alc.co.jp/search?q=deodar