あだたら通信222
2020年9月14日 08時00分9月14日(月)
公開文化祭『檀稜祭』まで1ヶ月余りとなりました。
生徒のみなさん、準備は進んでいますか?
クラス企画の内容が決まっていないクラスもあるかもしれませんが、みんなで協力して進めて下さい。
さて、生徒のみなさん、あなたのクラスでの役割は何ですか?
ホームルーム長、副ホームルーム長などのクラス役員や、行事委員、保健委員、環境整備委員などの各委員、国語係、体育係など、みなさんそれぞれの役割をイメージしたかもしれません。
しかし、ここで私が知りたいのは、クラスの中で、具体的に割り当てられていないあなたの役割です。
例えば、クラスの意見をまとめる役割の人、多くのアイデアを出す役割の人、情報を分析する役割の人、ムードを盛り上げる役割の人など、他にも様々な役割が考えられます。
もちろん、役割は集団のその時の状況によって変化するでしょうし、必要な役割も変化します。
その時、注意が必要です。
それは、全員がそれぞればらばらに、一生懸命頑張ってはいけないということです。
「一生懸命がんばるなと言うの?」
決して、そのように言いたいのではありません。
一生懸命にがんばることは、決して悪いことではありませんが、「それぞればらばらに」がんばることはあまりよくありません。
まだ、「?」と思う人は、スポーツをイメージしてみて下さい。
例えば、サッカーで、全員が攻めにまわってはいけませんよね。
状況によっては、ゴールキーパーも攻めにまわることもあるかもしれません。
しかし、一般にはオフェンス、ディフェンスの役割が決まっています。
音楽でもメロディーの人もいれば、伴奏、リズム、ハーモニーなど様々な役割があります。
演劇でも主役、脇役などのスタッフだけでなく、照明、大道具、小道具などの役割があります。
これらにおいて、役割ごとに一生懸命役割を果たすことは大切です。
しかし、「それぞればらばらに」頑張っては上手くいきません。
作戦、楽譜、台本などを全体で共通の方針に則り、それぞれの役割を果たしていく必要があります。
しかし、その「役割」はその時々、瞬間で変化します。
サッカーでフォワードの人でもディフェンスを行いますし、ディフェンスの人もオフェンスを行います。
メロディー楽器の人が伴奏にまわったり、ハーモニー担当の人がメロディーを演奏したりします。
主役の人が場面によっては脇役に回ることもあるわけです。
クラスでの役割も同じです。
状況によって、必要な役割が変化し、その役割の中で懸命に役割を果たします。
その役割が上手く機能すると、チームでのパフォーマンスは上がるでしょう。
「部分の総和は全体とは異なる」
部分の総和は全体以上にもなれば、それ以下にもなります。
部分の総和を全体以上にするためには、全体での想いを共有する必要があります。
クラス全体で想いを共有できれば、おのずと自分の役割も見つかり、行動できるでしょう。
この力は総合的な探究の時間や総合的な学習の時間などでも活用できそうです。
全体での想いを共有し、素敵な文化祭を創りましょう!
◆今週の予定◆
9月16日(水) 内科検診(午後;1年)
17日(木)~18日(金) 交通安全街頭指導
18日(金) 中間考査時間割発表
(14日朝の安達太良山)