台風一過~情報伝達を考える②~
2019年9月11日 18時18分昨日のブログで、
電話も携帯も郵便もない村にどのように連絡をとるか?
という問題を出しておりました。
答えは「手紙の手渡し」です。
A市:生徒が住む地方都市
B村:実家の村
Cステーション:B村から一番近い(といっても自転車で30分かかる)バスの発着場
とします。
まず生徒は「お金を届けてほしい」という旨の手紙を書き、
A市のバス発着場にもっていきます。
Cステーションに向かうバス(実はトラックの荷台)の運転手、もしくは乗客に
「B村の○○(お父さんの名前)に手紙を届けてほしい」と頼みます。
受け取った人は、Cステーションまでその手紙を運び、
B村の人、もしくはB村に向かう人を見つけその手紙を渡します。
最後に、手紙を受けとった人がB村の○○さん宅まで手紙を届けます。
これで生徒のお父さんさんが手紙を受け取り、
A市にいる娘の経済状況を知ることとなります。
私たちのように
発達した情報伝達のシステムの中で生きている者には
想像もつかない方法です。
知り合いではない人も含めた、
相互の信頼を基礎とした情報伝達方法に感心するばかりです。
無責任な言いっぱなしを世界中にばらまくことができるツールにより、
様々な問題がおきる社会に生きる私たちには
ちょっと視野をずらして世の中を見つめることが必要だ、
台風の中、そんなことを考えていました。