7月2日(火)、一学期末考査の最終日、
選手壮行会が開かれました。
野球、女子ハンドボール、女子バドミントン、ソフトテニス、バレー、合唱、吹奏楽の
7つの部が大会に臨みます。
三年生にとっては最後の大会となる部もあります。
これまでの積み重ねから身に付けてきた
自分たちの持てる力を十分発揮するとともに、
あいさつと礼儀がすばらしい本宮高校のよさを
大会でも貫き通してくほしいと思います。
がんばれ本宮高校!
みなさん応援お願いいたします。
余談 「壮行」とは
遠征や旅立つ人を励ますこと
少し難しい言葉ですね。
「ふつうは人の数だけある」
NHKの2分アニメーション「ふつうってなんだろう?」はそんな考えを基本として制作されています。
だれかの「ふつう」は他の人の「ふつう」とは一致しない(ことのほうが多い)ものだし、
「ふつう」は人によって違ってよい、
全部で8本のこのアニメシリーズにはそんなメッセージが貫かれています。
東京大学の入学式で、
上野千鶴子という社会学者が述べた祝辞が「ふつう」の祝辞ではなく
賛否両論の議論が巻き起こったのですが、
その祝辞の中に次のような部分があります。
(議論が巻き起こった部分ではありませんが・・・)
「(東京大学)学内に多様性がなぜ必要かと言えば、
新しい価値とはシステムとシステムのあいだ、
異文化が摩擦するところに生まれるからです。」
少し難しい表現ですが、
「違いこそが新しいものを生み出す」という意味だと私はとらえています。
~意見や考えが異なるからこそ、どちらもが納得できる、
より高いレベルの解決策を導き出そうとする~
みんなが同じく「ふつう」なら、
人類全体がその場に留まり続け、社会の進歩はなく、
「ミライを創る」という言葉も意味をなさないということなのでしょう。
「ふつうってなんだろう?」
簡単な言葉ですが、多くを考えさせられる深い言葉です。
3年生のババアリ梓晴(アズハル)さんが、福島民報社主催の「ふくしま復興大使」に選ばれました。梓晴さんは東日本大震災時には海外に住んでいましたが、故郷の状況を知り、役に立ちたいとのことで日本に帰ってきました。日本語のほか、英語、フランス語等5か国語を話し、昨年は福島県教育委員会主催の国際理解・国際交流論文「朝河貫一賞」でも、「Peace for you」という論文で優秀賞を受賞するなど、社会や世界をよりよいものとしていこうとする意欲に溢れています。復興大使としても、梓晴さんのよさを生かして、よりよい福島、よりよい日本、よりよい世界づくりに取り組んでほしいと思います。
また、梓晴さんの目をとおして学んだことを本宮高校の生徒に伝え、全生徒が一緒に成長できたら本当に素晴らしいと思います。
みなさん応援お願いいたします。
全国高等学校野球選手権福島大会の組み合わせと日程が決定、本校は7月15日(月)海の日、11:30、白河グリーンスタジアムにて、田島高校と相馬東高校の勝者と対戦することとなりました。
組み合わせ抽選前日の放課後、校長室にいたところ、「いいとこ頼むよ!」という元気な声が聞こえてきました。抽選会に行く主将へ、野球部員が声を合わせて激励をしているところでした。選手宣誓は残念ながら実現しませんでしたが、多くの人が応援に行くことができる祝日の試合ということで、「いいとこ引いた」のでは?雨天順延にならないことを祈ります。
これまでの積み重ねで得た、自分たちの持てるものを存分に発揮してほしいと思います。
皆さん応援お願いいたします。
6月23日は、沖縄慰霊の日~74年前太平洋戦争での沖縄での戦闘が終わった日~でした。激しい地上戦(住民が暮らす場所での戦闘)が行われ、住民の1/4が犠牲となったといわれています。
沖縄戦では特攻隊や学徒隊など、多くの十代の若者も命を落としました。「ひめゆり学徒隊」は有名です。10代の女子生徒が戦争の前線で負傷した兵士の看護を行い、敗戦が濃厚になった6月18日、突然戦場に放り出され、多くの学徒隊がこの直後に命を落としました。74年前の十代の若者たちにも、夢や希望があっただろうに。
沖縄全戦没者追悼式で、小学6年生の山内玲奈さんが「平和の詩」を朗読しました。
家族と友達と笑い合える毎日こそが本当の幸せだ
未来に夢を持つことこそが 最高の幸せだ
「命どぅ宝」(命はなによりも大切なもの)
生きているから笑い合える
生きているから未来がある
令和時代 明日への希望を願う新しい時代が始まった
この幸せをいつまでも
令和が、世界のすべての人にとって夢を持ちミライを創ることが時代でありますように。
「ココで創ろう 君のミライ」
最近NHKで「ふつうってなんだろう?」という2分ほどのアニーメーションが放映されています。発達障がいの「困りごと」について、当事者の経験をもとに表現され、実感を持って理解できる内容で、「ああ、こういうことなのだ」と納得できるアニメです。しかし、このアニメ、発達障がいに対する理解を深めるということ以上のメッセージを発しています。
「私にはどうにもならないふつうがある~♪」「あなたのふつう わたしのふつう~♪ ふつうって一体なんだろな♪」という言葉が、軽快な音楽にのって流れます。「“ふつう”は人の数だけある」との考えのもとに作成されたそうです。
「ふつう、○○○○だよね」という言葉は、それぞれの基準と、それまでの他の人との交流などから学んだ経験とのバランスによって発せられる言葉なのだろうと思います。しかし、他の人と一緒に何かをしている時、それぞれが「ふつう」と考えて行っていることが(すこしの違いはもちろん、大きく)違うということはよくあることです。
“ふつう”ってなんだろう?
アニメ「ふつうってなんだろう?」のナレーションは、なんとアニメに描かれている「ご本人」によるものだそうです。インターネットで動画の視聴ができます。
私が、昨年本宮高校に転勤してきてまず驚いたことは、あいさつと清掃が実に素晴らしいということです。そこで今日はあいさつについて書きたいと思います。
私は他の学校に行く機会がありますが、たくさんの生徒があいさつしてくれることやその元気さで、本宮高校は群を抜いています。あいさつで「福島県No.1」の高校と言えます。そして、それを支えているのが、生徒会役員による毎朝のあいさつ運動です。役員のみなさんありがとう!
あいさつ運動を毎日行うようになって3年、「生徒のみんなの心を明るくしたい」という理由から始めたそうです。元気にあいさつされると思わず笑顔になりますよね。
しかし、私にとってはかなり意外なことに、「100%の人があいさつを返してくれるわけではない」とのことです。ちょっと残念に思いました。あいさつは人と人との関わりの基本、何事もあいさつから始まります。
というわけで、すでにかなり高いレベルに達している本宮高校のあいさつですが、さらにグレードアップして、「あいさつ運動で100%あいさつを返す」ことを目指しましょう。
そうしたら、「あいさつ世界NO.1」の高校となるのでは?めざせ世界一!
6月15日(土)、本宮市の英国庭園でフラワーフェスティバルの開会式が行われ、
オープニングアトラクションとして書道部が書道パフォーマンスを行いました。
その時の書いたのが「花紅柳緑(かこうりゅうりょく)」で、
「花は紅、柳は緑」という意味で自然の美しさを表す禅の言葉だそうです。
フラワーフェスティバルのオープニングにふさわしいですね。
扇子にもなりました。
さて、皆さんは人生でどんな花を咲かせるのでしょう?
私は人生の折り返し地点は過ぎたと思われますが、
自分ではまだ花は満開にはなっていない、人生これからだ、などと思っています。
そういえば「世界に一つだけの花」という平成を代表するヒット曲がありましたね。
皆さんそれぞれが自分色の花(=夢)を育て咲かせて行けるよう応援していきます。