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校長日記

本宮高校百景その五~雪のヒマラヤスギ~

今朝は雪でした。

雪がふると風景は一変します。

 

昇降口近く、三階建ての校舎より高く伸びている木は

ヒマラヤスギです。

雪に覆われたヒマラヤスギは

おとぎ話に出てくるような雰囲気ですね。

 ヒマラヤスギの学名(世界共通の名称)はCedrus deodara、

deodaraはディーアダーと発音し、

サンスクリット語(インドなどで用いられた古代語)で

「聖なる木」という意味を持つそうです。

また、インドの伝統的医学では病気を治す力がある

とされているとのこと、

なんだが神秘的な木です。

 

ヒマラヤスギは実は「マツ」の仲間で、

その証拠に樹齢30年以上の木には

大きな松ぼっくりができます。

地面にはその一部がとれたものが落ちていることが多く、

「シダーローズ」とよばれ

バラの花のような形をしています。

 昇降口付近に何本かある

ヒマラヤスギの下を探しましたが、

シダーローズはそれほどたくさん落ちているわけではなく、

また、湿っていると笠が閉じているので、

雪が降る今日はバラのようにはみえません。

生徒のみなさんも探してみてください。

↓湿って笠が閉じているシダーローズ

 いつも見ている景色も

少し深掘りしてみると違う景色となり、

新鮮で心に響くものとなります。

 多様なものの見方ができることは

人生を豊かにしてくれるのかもしれません。

 

そんな雪の降る朝も

生徒会役員によるあいさつ運動は行われていました。

寒い中お疲れ様です。

 

参考

東邦大学 薬用植物園 https://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/herb/himarayasugi.html

 英辞郎 on the web https://eow.alc.co.jp/search?q=deodar

あけましておめでとうございます

令和2年が始まりました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和元年は変化の激しい年でしたが、

令和2年はこの変化を

成果として形にしていく年だと思っております。

 

これまでの変化とは

右肩上がりに何かを増やしていく変化でしたが、

現在の変化は少子化や働き方改革推進という

これまでとは異なる環境の中での変化となります。

本宮高校がこれまで以上に

生徒の皆さんの成長に資する教育を充実させ、

皆さん自身の人生と社会の未来づくりに貢献できる学校と

発展できるよう全力を尽くしてまいります。

 

そして、変化への対応には生徒の皆さん、

保護者の皆様のご協力も不可欠です。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、年末バドミントン部員の皆さんが

体育館周辺のマット下のお掃除をしてくれました。

通常は見えないところですがマットの下は結構汚れていました。

本宮高校のすばらしい学校生活環境は

生徒の皆さんの自主的な活動によって支えられていると

改めて感じました。

 

こんな生徒の皆さんのよさを伸ばせるよう

令和2年も様々なことに挑戦していきましょう。

そして、令和2年が世界のすべての人にとって

幸せな一年となりますように。

天皇皇后両陛下からおことばをいただきました

12月26日、天皇皇后両陛下が本宮においでになり、

台風19号による被災者へのお見舞いと

尽力した方々へのねぎらいのお言葉をくださいました。

 

災害ボランティアを代表し、

本校3年山田優依さんが両陛下よりお言葉をいただきました。

 

両陛下はボランティアでどのようなことをしたかをお尋ねになり、

泥や水にぬれた家具などを運んだことをお伝えすると、

「重かったでしょう」などと、

ボランティアをしたことをほめてくださったとのことです。

山田さんは愛子様と同じ年齢です。

愛子様に接するようお話してくださったのではないでしょうか。

 

両陛下からお言葉をいただいたことについて

山田さんは次のように話しています。

「短い時間の中で少しでも自分を知ろうとしてくださり、

その寄り添い方がものすごかったです。

ずっとお話をしていたいと感じました」

 

お声をかけられたおひとりおひとりに

膝をかがめて目線を合わせ、

丁寧に耳を傾け、お言葉をかけられているのが印象的でした。

また、できるだけたくさんの方にお声をかけ、

名残惜しそうにお帰りになる様子を見て、

両陛下が被災者へ心を寄せ、

できる限りのことをしたいと思ってくださっているのだと

改めて感じました。

 

↓終了後記者からの取材をうける山田さん

 

本宮市の災害ボランティアに参加した方は

本宮市災害ボランティアセンターをとおして活動した方だけで、

4,440人だそうです。(社会福祉法人本宮市社会福祉協議会発表)

その代表として本校の生徒にねぎらいのお言葉をくださいましたこと

深く感謝いたします。

また、本校の災害ボランティア活動に御協力をくださいました皆様に

深く感謝申し上げます。

 

生徒の皆さん、

この本宮市で学ぶ高校生として、

地域の課題を解決するために

何ができるかをともに考え、実行していきましょう。

2学期を終えて~本高 ONE TEAM~

激動と言っても過言ではない2学期が終わりました。

この2学期は皆さんのよさと成長が見えた学期だったと思います。

 

多様な行事への取組、

3年生の進路実現、

部活動での躍進、

災害ボランティアへの参加など、

ONE TEAMで力を合わせて行いました。

 

すこし話は変わります。

終業式終了後は恒例のクリーン活動を行いましたが、

学校周囲の松葉の落ち葉が

昨年より少ないことに気がつきましたか?

 

私は、ある日、

大量に落ちていた落ち葉の量が少なくなっているのに気づき、

だれが掃除をしたのだろう、

どこかの部活?

もしかして近隣の住民の方?

などと考えていたのですが、

実は野球部が事前に片付けてくれていたのです。

 

昨年とても時間がかかり全部やりきれなかったので

事前にやっておけばクリーン活動で全部終われるだろう、

と考えたのだそうです。

全体を考えて行動し、

その行動を受けてより完成度を高めていく、

2学期最後の活動でも

ONE TEAMぶりが発揮されました。

 

クリーン活動に参加してくれた皆さん

ありがとうございました。

↓ 松葉の片付けの様子

 

多彩な才能に圧倒されました~小文化祭~

小文化祭は本校生の多彩な能力に圧倒された一日でした。

 

12月18日(水)に行われた小文化祭では、

部活動、課題研究、芸術の授業、

そして有志によるパフォーマンスや展示発表がありました。

音楽、演劇、創作動画上映、ダンス、芸術作品など

いずれもものすごいクオリティでした!

ダンスパフォーマンス↓

書道パフォーマンス↓

 

生徒会役員による「新旧生徒会役員の引継ぎ」

を題材に創作したパフォーマンスは

前日の夜遅くまで内容を確認し完成度を高めていましたが、

とても楽しい内容で、

小文化祭自体の準備運営も行いながら、

よくここまで準備できたと感心しました。

 

一日があっという間に感じる学びの多い一日でした。

そして本校生の「よさ」と可能性を目の当たりにした

小文化祭でした。

 

運営してくれた皆さん、発表してくれた皆さん

本当にありがとうございました。

 

小文化祭のポスター(芸が細かい)↓